グループで成功体験!1,500字の記事を書こう「メディコス編集講座 第3期」第2回 |ブログ|岐阜市シビックプライドプレイス

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グループで成功体験!1,500字の記事を書こう
「メディコス編集講座 第3期」第2回

グループで成功体験!1,500字の記事を書こう<br>「メディコス編集講座 第3期」第2回

第2回の講座の主題は、1,500字程度の短い記事を書く作文のワークショップです。
取り上げるプロジェクトの独自性をメインに打ち出した1,500字程度の短い記事の作成に、今回はグループでチャレンジしました。短い記事は文章の構成が比較的単純なため、文章を書いたことがない人でも、書き始めやすいのが特徴です。
1人では時間がかかったり、答えが出なかったりする記事の執筆でも、グループで共創すれば新たな道が拓けるかも!?ということで、早速講座の開始です。

まずは、講師とアシスタントのレクチャーからスタートです。
WEBマガジン「greenz.jp」で記事を執筆している茂出木美紀さんが今回のアシスタントとして参加し、記事を書く際に意識していることを話してくれました。

内容に関して気を付けているのは、最後まで読んでもらえるように全体をシンプルにしつつ、ただの事例紹介で終わらせない締めくくりをつくること。記事を読んだ後に、実際に活動するとまではいかなくとも、家族に話したくなったり、自分ごととしてもらえるような締めの文を意識して書いているそうです。

スズキコウタさんからもグリーンズで記事作成の際に意識していることについてレクチャーがありました。

  • タイトルは配信媒体ごとの見え方を意識すること
  • 導入・本文・締めの文章量の割合を決めること
  • 一段落が5行以上にならないこと

といった具体的な数値や事例を使った解説がありました。

作文のポイントを押さえた後は、いよいよワークショップです。
ここで使うのは、前回宿題として出されていた「7QUESTIONS」。
「どんな思いやきっかけで始まったプロジェクトか」「どんな読者層に届けたいか」といった、7つの質問に答えることで書きたいことや読み手に伝えたいことが自然と整理され、企画書が出来上がるワークシートです。
提出された宿題の中から選ばれた4つの題材がグループに割り振られ、コウタさんが用意したテンプレートを使って記事にしていきます。

企画者にインタビューする人、文章に起こす人、インターネットで調べる人、写真を探す人、などなど。
役割をひとりひとりで分担し、グループのみんなでGooglドキュメント(※)を使って1つの記事を作成していきます。
(※同時に複数人で操作可能なオンライン文章作成ツール)

序盤はどのグループもたどたどしく隣の人とどう書くかを相談するくらいでしたが、しばらくすると、ラーニングアシスタント(編集講座2期修了生)の助力もあり、グループ全体が動き始めます。

企画者から引き出した面白いエピソードに反応したメンバーが「それをメインに文章を膨らませましょう!」と提案したり、「検索したらたくさん写真が出てきますよ、どれを使いましょう?」といった会話も飛び交い、次第に記事が膨らんでいきました。

「導入と紹介の内容が同じになってしまう」
など、途中で行き詰るグループには、
「導入の文章が多いと内容がかぶる。導入ではひとことでの説明を意識する」
とコウタさんからアドバイス。

アドバイスをもらった後も。
「じゃあここの文は思い切って全部カットして・・・」
「この一文は残したほうがいいよね」
と意見を交わしながら作業を進めていました。

予定していた時間を大幅に延長するほど白熱した議論が続いたグループでの記事作成。
その後の発表では、企画者がそれぞれつくりあげた記事の説明をしてくれましたが、どれもタイトルと写真がそろった完成度の高い記事に仕上がっていました。

「ひとりでは1,500字は書けなかった」
「やり切った」
「ほっとした」
「企画書がしっかりしていると書きやすいことが分かった」
といった感想が受講生からはこぼれ、どのグループも心地よい疲労感と成功体験を味わうことができた様子でした。

第3回は8月27日(日)。
次回は各々が書いてきた記事に対して、校正を行うワークショップです。

 

メディコス編集講座第3期の概要は以下リンクからご覧ください。

岐阜を編み、岐阜を集める「メディコス編集講座 第3期」