試行錯誤を楽しむ観察のワークショップ「メディコス編集講座 第3期」スタート |ブログ|岐阜市シビックプライドプレイス

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試行錯誤を楽しむ観察のワークショップ
「メディコス編集講座 第3期」スタート

試行錯誤を楽しむ観察のワークショップ<br>「メディコス編集講座 第3期」スタート

ぎふメディアコスモスを会場に、数ヶ月にわたって編集を学ぶ「メディコス編集講座」が今年も始まりました。


岐阜の魅力発信の担い手育成を目指すこの講座では、自己表現を磨きたい、地域の中で編集的な活動をしたいなど、各々が望むスキルアップを促しつつ、多様なひとたちがメディコスを起点につながりを広げて行くことも目的の1つとしています。

今年も定員を超える多数の受講応募者があった中、抽選で選ばれた25人の3期生は20代から60代まで! 幅広い年代のひとたちが集まりました。年齢も、職業も、住む場所も多様。そんなひとたちがつながることでどう講座が展開していくのかとても楽しみです。

メイン講師は昨年に引き続きNPO法人グリーンズ共創編集マネージャーのスズキコウタさんが務めます。greenz.jpが開催している「作文の教室」をメディコス仕様にカスタマイズするなど、共創パートナーとして今期も共に講座を組み立ていきます。

greenz.jp 作文の教室

 

第1回目の講座は、たっぷりと時間をかけた自己紹介から始まりました。

全員の顔が見える円形になって座り、名前や取り組んでいることに加えて、岐阜で溜まり場にしているスポットを挙げてもらいました。アシスタントの水野淳美さんがその場で調べて、スポットをディスプレイに映しながら進みます。受講生は、写真を見ておいしそうとこぼしたり、知っているところだと頷いたり。自己紹介の後の休憩時間で、さっそくスポットを話題に盛り上がっているグループもありました。

休憩の後は本題に入り、観察のワークショップが始まりました。まずはお手本として誰もが知るお菓子「ミルキー」を使って、コウタさんとラーニングアシスタント(編集講座2期修了生)が実演しました。

「甘い」
「袋も包み紙も紙製」
「女の子のキャラクター」
など、3人が挙げていったミルキーの情報を水野さんが付箋に書き、項目ごとにまとめていきます。

コウタさんからは「書き手がつまらないと思っていることは、記事もつまらなくなる。まずは、面白がること。どこに面白さがあるかを見つけないといけない」とのアドバイス。

観察することで、対象の面白さを探し、“自分が何を書きたいのか”“何を書けるのか”そして、“自分にしか書けないものは何か”を見つけることができるそうです。そうして見つけたものを核にし、掘り下げることで記事ができてくるとのこと。

お手本を見た後はいよいよ実践です。3期生へのお題は「岐阜提灯」。国の伝統的工芸品に指定されている岐阜提灯を上からのぞいてみたり、距離を取って眺めてみたり。それぞれの方法で細やかに観察します。


5人程度のグループになって、観察して思ったこと・感じたこと・もともと知っていたことなどを付箋に書いていきます。

知っている情報を提供する人、自分のパソコンで検索する人、岐阜提灯を初めて実際に見た人などが、グループごとに話し合うことによりさまざまな情報が集まりました。

講座終わりに感想を言い合うチェックアウトでは、「いつも一人で文章を書いているが、複数人で話し合いながら書くと新しい発見がある。情報の調べ方1つでもみんな違う。人と仕事をするっていいなと思った。」といった声が聞こえました。

 

第2回は8月6日(日)です。

その前準備として簡易企画書を作成する宿題が出されました。各自で興味があるもの(プロジェクト)を観察し、得られた情報を企画書として整理するものです。

次回は、この企画書をもとに文章を書いていきます。

 

 

メディコス編集講座第3期の概要は以下リンクからご覧ください。

岐阜を編み、岐阜を集める「メディコス編集講座 第3期」