アナログづくしの最終回。学びの棚卸と、卒業制作というネクストステップ「メディコス編集講座第2期」第6回 |ブログ|岐阜市シビックプライドプレイス

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アナログづくしの最終回。学びの棚卸と、卒業制作というネクストステップ「メディコス編集講座第2期」第6回

メディコス編集講座第2期受講生集合写真

秋から4カ月にわたって開催してきた第2期のメディコス編集講座も、いよいよ今回で最終回。けれども、メイン講師のスズキコウタさんからは「寂しい感じがしないですね。不思議な感覚です。」とのこと。あれ、最終回ですよね?

毎回ライブ感満載の展開にワクワクさせられっぱなしですが、今回はどんな展開が待ち受けているのでしょうか。メディコス編集講座第2期6回の様子

テーマは「学びの棚卸し、卒業制作の構想」。

これまでチャットツールのSlackで情報を共有し、各々パソコンを持ち込んで文章を打ち込み、時にはWeb上で校正し合うなどデジタルツールを駆使してきましたが、最終回はパソコン持ち込み禁止のアナログ回。なにやら便箋や封筒が用意され、座席もクジ引きで決まりました。

学びの棚卸しとはいえ単に振り返るだけじゃ面白くないと、最後までとことんワークショップが組み込まれます。受講生同士ペアになって講座で学んだことや印象に残ったことを、互いにインタビュー形式で振り返ります。2人で自由に場所を選び、じっくりと相手の想いに耳を傾けました。メディコス編集講座第2期6回の様子 メディコス編集講座第2期6回の様子

メディコス編集講座第2期6回の様子

2階の図書館やベンチ、スターバックスで珈琲を飲みながらなど、あちらこちらでインタビュー。

「人の文章を書き直して、書き手の気分を害さないだろうか?」というネガティブな考えに対し、講師から「校正はアドバイスであり、その人への応援だよ」と言われ、「そうなんだ」と気づかされた。

「この講座で人の文章を俯瞰してみること、みんなで編集してより良いものに作り上げていくことの楽しさを学んだ。」など、学んできたことを楽しそうに語り合う受講生たち。
メディコス編集講座第2期6回の様子 メディコス編集講座第2期6回の様子

隣接する岐阜市役所の展望エリアでは、静かに流れる長良川、金華山山頂の岐阜城、そして眼下に広がる岐阜市街を見ながら、「岐阜に住んでいることを誇りに思い、岐阜をもっと知り、みんなに伝えたい。」という会話も。

メディア関係やまちづくりの仕事をしている受講生もいて、「講座で学んだことが、仕事に直結し、人に伝わる文章を書くことや、人の文章を校正し、興味を持ってもらえるようにしたい。」と話していました。

簡単な質問から始まった会話は学びの棚卸に留まらず、自分の暮らすまちに対する見方や、自分に起こった変化などについても話題となり、その言葉の一つ一つに思わず聞き入ってしまいました。

メディコス編集講座第2期6回の様子

「“学校の楽しさ”を岐阜のみんなに伝えたい。この景色をみて、そう思いました!!」と話す教員の受講生。そう活き活きと話す目は明日を見つめていました。

インタビューを終え会場に戻ると、ペア同士で感謝とエールを込めた手紙を手書きで綴ります。皆さん照れながら、でも、黙々と筆を走らせていました。いったいどんなことが書かれていたのでしょうね
メディコス編集講座第2期6回の様子 メディコス編集講座第2期6回の様子

学びの棚卸を経て、いよいよ講座もラストを迎えます。
6回を経て、受講生には卒業制作として「伝えたい岐阜の魅力」をテーマにしたブログ制作にこれから取り組んでもらいます。まずは、講座を通しての感想と卒業制作について今思っていること、感じていることをみんなの前で発表してもらいました。
メディコス編集講座第2期6回の様子

新たに気づいた、岐阜に住み身近に感じているからこそできる、岐阜の人、モノ、コトなどを見つめ直したいという意見や、「編集講座は終わりましたが、これからが始まりです!」という発言も。
終わりじゃない、これからも一緒に、ずっと、ずっと伝え続ける事が始まる
卒業制作は集大成ではなく、新たな行動へつながるネクストステップ。
「寂しい感じがしない」というコウタさんの最初の言葉と繋がっています。
メディコス編集講座第2期6回の様子 メディコス編集講座第2期6回の様子 メディコス編集講座第2期6回の様子

自分の言葉で思いを発表した受講生たちへ、ひとりひとりの頑張りを称えるように、ぎふメディアコスモス総合プロデューサーの吉成さんから修了証が手渡されました。
メディコス編集講座第2期6回の様子

デジタル禁止の最終回は、アナログだからこそ伝わる、ちゃんと人と人が向き合った対面のワークショップになったと思います。

第2期はワークショップが多く用意されていたり、講座の合間もチャットツールでコミュニケーションが交わされたりするなど、受講生同士の距離が近しい空気感がありました。みんなのベクトルが一つの方向に向かって、みんなで何かを作り上げていく講座なんだと強く感じました。

晴れて修了したみなさん、お疲れ様でした!!
でもメディコスと修了生の活動はこれからがスタート!
これからもずーっと、ずーーっと宜しくお願いします。

<取材協力:メディコス編集講座第1期生 文:テルミンさん、写真:石田モトキさん>

 

メディコス編集講座第2期の概要は以下リンクからご覧ください。
岐阜を編み、岐阜を集める「メディコス編集講座 第2期」