2022.11.17
共に学び合うフラットなつながり「メディコス編集講座 第2期」スタート
今年もみんなの森 ぎふメディアコスモスを会場として「メディコス編集講座」が始まりました。
地域の魅力発信の担い手育成を目的とした講座ではありますが、「自己表現に磨きをかけたいひと」、「すでに編集的な活動をしているが今一度学びなおしたいひと」、「多様な仲間と一緒に学ぶ機会がほしいひと」など、各々の目的に応じたスキルアップとコミュニティづくりもこの講座の目指すところです。
多数の応募から抽選で選ばれた25名の受講生が約4カ月にわたって編集力を磨いていきます。大学生や銀行員、ライター、教員、福祉施設の職員など、その職業は色とりどり。ずっと岐阜に住んでいるひとや、色んな土地を渡りあるいて今たまたま居るのが岐阜というひとも。多様な背景を持つひとが集まることでどんな関係性が生まれるのか。とてもワクワクします。
そして、今期のメイン講師を務めるのは、WEBマガジン「greenz.jp」副編集長のスズキコウタさん。greenz.jpでは2015年から「作文の教室」を全国各地やオンラインで開催しており、300人を超える卒業生は編集者・ライター・社会起業家・非営利団体の運営など多方面で活躍しています。メディコス編集講座にそのノウハウや経験を取り入れ、スズキさんには受講生の”扇動者”として共に学び合うフラットなつながりを支えていただきます。アシスタントの水野淳美さんや各回に登場する特別な講師陣にも期待大です。
greenz.jp Webサイト
greenz.jp 作文の教室
さて、今回は初回ということもあり、全員手ぶらで円形に座って自己紹介からスタート。みなさん緊張しながらも、ユニークな自己紹介が順に進み、気づけばあっという間に1時間以上が過ぎてしまいました。事前に文章で自己紹介をしてはいましたが、文字だけでは分からない人柄を感じ取れるのが対面の良いところですね。
そのあとは少人数のグループに分かれて、ある対象を多面的に観察する練習が始まりました。題材はママの味でおなじみの「ミルキー」です。ミルキーを口の中に転がしながら、それぞれにミルキーについて知っていること、分かることなど、観察して思いつくことを付箋に書き綴ります。好きなところ、嫌いなところ、思い出やジンクスなど何でもありです。
そして次の段階では、膨大な量の付箋から記事に結び付きそうなものを選びます。自分の興味関心の可視化、アイデア同士のかけ算、さらなる深堀りなどを進めることで、自分が“何を書きたいか”“何を書けるか”“自分にしか書けない”が分かってくるとのこと。この観察の練習は、切り口を探したり、独創性をみつけたり、情報の整理にも効果的だそうです。
グループワークを終えると、各自で自由な対象を観察し、その結果を簡易な企画書にまとめる宿題が出ました。次回は企画書を元に早速文章を書いていきます。分量は約1500字との予告。いきなり多いけど大丈夫だろうかと不安を覚えましたが、ワークシート形式の企画書が、文章を組み立てるスピードを高めてくれるとのこと。
第2回は1週間後の11月13日(日)です。
これからどんどん増えるであろう課題にドキドキしますが、「考え、悩み、実験するのが編集。ここに集まっているのは、それに挑む仲間です」というスズキさんからの言葉。みんなで考えも、悩みも、実験の過程も分かち合いながら、共に学び合っていきたいですね!
<写真撮影協力:メディコス編集講座第1期生 テルミンさん>
メディコス編集講座第2期の概要は以下リンクからご覧ください。
岐阜を編み、岐阜を集める「メディコス編集講座 第2期」