岐阜弁まるけ in メディコスを開催 |ブログ|岐阜市シビックプライドプレイス

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岐阜弁まるけ in メディコスを開催

岐阜弁まるけ in メディコスを開催

文化香り立つ秋。
2022年11月3日、文化の日にメディアコスモスでは「秋のゆったりカルチャーマルシェ」の中で岐阜の方言をテーマとしたイベント「岐阜弁まるけ in メディコス」を開催しました。

第1部は方言研究家の神田卓朗さんを講師に迎えた「岐阜弁おもしろ講座」。
元岐阜放送のアナウンサーでもあられる神田さんから、とても聞き心地の良いイントネーションで岐阜の方言を紹介していただきました。「まあどうぞ、じょーらけーてくんせー(=足をくずしてください)」「相変わらず、らっしもねー部屋やなー(=散らかった部屋だな)」。地元の言葉でありながら参加者の皆さんでさえ初めて知る方言がちらほら。
ユニークで豊かな文化である岐阜弁が近年使われなくなりつつある現状を踏まえ、未来の子どもたちにも引き継いでいきたいという神田さんの熱い思いの伝わるお話を聞くことができました。

第2部はガラッと雰囲気が変わり、美濃市で受け継がれる伝統芸能「美濃流し仁輪加(にわか)」を実演。美濃流し仁輪加とは街角を舞台に繰り広げられる風刺劇で、出演は美濃市仁輪加連盟の皆さんです。
まずは、お囃子とともに華やかな大八車が登場。小気味よい太鼓や笛の調べが館内に響き渡りました。続いて、連盟の豊澤会長によるユーモアあふれる解説を交えながら、ユニークな衣装を身にまとった演者の皆さんが岐阜市の鵜飼などをテーマにネタを披露。美濃町弁を巧みに使った“落ち”が披露されると会場は拍手と笑いに包まれました。

参加者の皆さんからは「方言もまちの魅力的なコンテンツ」「地域の方言に誇りを持ちたい」あるいは「方言は大切に残さなくてはいけない」といった感想が寄せられました。
私たちにとって身近にありながらあまり意識されることのない豊かな文化、岐阜の方言。岐阜弁まるけ(=だらけ)の今回のイベントを通じて、その面白さを学ぶとともに、改めてその尊さを感じ、次の世代にも伝えていきたいという思いを新たにすることができました。
これからもぜひみんなで「ざいしょの言葉を子どもんたに伝えよまい!」(=ふるさとの言葉を子どもたちに伝えましょう)。