企画展示「岐阜で生まれた世界プロダクト AKARI展」 |ブログ|岐阜市シビックプライドプレイス

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企画展示「岐阜で生まれた世界プロダクト AKARI展」

おとなのyagakuAKARI展示風景05

イサム・ノグチと岐阜提灯

有名な彫刻家 イサム・ノグチは、1951年に岐阜を訪れ、光の彫刻「AKARI」シリーズを生み出しました。岐阜で出会った伝統的工芸品「岐阜提灯」が制作のベースとなっています。
岐阜市の提灯製造会社(株)オゼキでは、イサム・ノグチのデザインを守り、今もなお150種類程の「AKARI」を作っています。提灯職人が一つ一つ、伝統技術を活かして丹精をこめたものです。和洋問わず空間を引き立てるデザイン性、優しい光の美しさ、高い実用性から、世界中で愛用され続けています。
本展では「AKARI」を実際に見ていただくとともに、その誕生秘話や岐阜との繋がりをお伝えします。

おとなの夜学展示風景06

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「僕は自分の作品に『AKARI』と名づけました。ちょうちんとは呼ばずに。
太陽の光や月の光を部屋に入れようという意味から『明かり』という言葉ができ、漢字も日と月とで出来ています。
近代化した生活にとって、自然光に近い照明は憧れであり、和紙を透かしてくる明かりは、ほどよく光を分散させて部屋全体に柔らかい光を流してくれる。“AKARI“は光そのものが彫刻であり、陰のない彫刻作品なのです。」 イサム・ノグチ
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協力:NPO法人ORGAN 、 株式会社オゼキ
撮影:Irwin Wong

【主な展示品】

・写真パネル(AKARI制作過程など)
・AKARI 12点
・関連書籍(図書館所蔵資料)

おとなの夜学展示風景全景

【開催概要】

■開催日時
2023年12月27日(水)〜 2024年2月4日(日)9:00〜20:00
■場所
岐阜市立中央図書館 シビックプライドライブラリー
(岐阜市司町40-5 みんなの森 ぎふメディアコスモス2階)
■主催
岐阜市立図書館
※2023年12/31〜2024年1/3、1/30は図書館休館のため展示をお休みします