2022.03.23
岐阜の魅力を編み、集める担い手へ「メディコス編集講座」第6回
第1期の「メディコス編集講座」が、ついに最終回を迎えました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、残念ながらオンラインでの開催です。
まずは、いつもの様に編集トレーニング(編トレ)の講評から。前回の柳ケ瀬商店街での取材に基づいて、受講生が提出した写真とコラムについて、一つ一つ講師の太田剛さんからアドバイスがなされます。
“書き手によって思い描く景色が変わる”。そんな印象を抱くほど、受講生一人ひとりの文章には個性があり、舞台は同じ柳ケ瀬なのに、違う世界に迷い込んだような感覚を抱きました。店舗の取材に加え、実際に柳ケ瀬を歩いて集めた情報と現地で得た感覚から生み出されたコラム。短い取材時間ではありましたが、文章には書き手の想いが込められ、写真からは撮り手と被写体との近しい距離感がにじみ出ていました。
コラムの一部は以下からご覧いただけます。
>第5回 いざ、実践!(柳ケ瀬を舞台にコラムを作成)
編トレの講評後は、いよいよフィナーレへと歩を進めます。
講師から、メディアコスモスをホームグラウンドとした地域情報の編集者としての心構え「シビックプライドエディターシップ七ヶ条」が受講生に贈られました。講座で学んだ内容もギュッと凝縮されており、一つ一つを振り返りながら太田さんが七ヶ条を読み上げていくと、第1回からの情景が走馬灯の様にアレコレ頭を巡ります。
そして、リアル講座のみならず、自宅での編トレにも力を注いできた受講生の皆さんの頑張りをねぎらい、みんなの森 ぎふメディアコスモス総合プロデューサーの吉成信夫と講師の太田剛さんの連名で修了証をお渡ししました。
今回でリアル講座の最終回を迎えたメディコス編集講座ですが、実は最後の編トレはまだこの後に出題されるのです。これまで培った編集力をいかんなく発揮していただき、岐阜市の魅力を伝えるコラムを各々が自由に作成する予定。いわば卒業制作であり、このコラムはWebでの公開も目指しています。
講座後のアンケートには、「課題(編トレ)がこんなにハードだとは想定外」、「理論的に編集を学びたいと思って参加したが、想像よりはるかに理論づくめで驚いた」、「専門的なのにどこかゆるく、楽しい講座だった」「他の受講生の作品(コラム)が刺激になった」といった声が寄せられました。
苦労もあったが得るものも多かった。そんな講座を乗り越えたみなさんは、「誰かに伝えたい」想いを形にする技術がメキメキと鍛え上げられたはず。修了生にはこの先も可能な限り、岐阜市の魅力的な情報の“収集”と“発信”への協力をお願いします。
修了生とメディアコスモスの活動はこれからが本番。一人でも多くの方に、それぞれの内から湧き出るシビックプライドを感じていただけるよう、修了生をはじめとした市民のみなさんと、岐阜市の情報を編み、集めて発信していきます!
メディコス編集講座の詳細は下記リンクからご覧ください。
岐阜を編み、岐阜を集める「メディコス編集講座」