2021.08.20
図と地のコントロール!?「メディコス編集講座」スタート!
ぎふメディアコスモスを会場に、8月14日(土)から『メディコス編集講座』がスタートしました!
定員の倍以上となる56名の応募者の中から、抽選により幸運をつかんだ25名が第1期生として約半年にわたる講座に臨みます。
現役のライターや元新聞記者、大学生に主婦とバラエティーに富んだ顔ぶれで、「今の仕事に生かしたい」という理由から、「単純に楽しそう」というフランクな理由まで動機も様々。
でも皆さん共通して積極的かつ好奇心旺盛なメンバーです!
新型コロナウイルスの影響で、残念ながら講師の太田剛さん(編集工学機動隊GEAR 代表/慶應義塾大学 講師)は県外からオンラインでの参加となりましたが、スクリーン越しに熱弁をふるっていただきました。
太田さんは、編集工学研究所で20年以上にわたり所長の松岡正剛氏と共に様々なプロジェクトに携わってきた経歴を持つ編集のプロフェッショナル。同研究所が手掛けた「岐阜アクセスマップ」(1995年発行)の制作の際には、県内の99市町村すべてに足を運んで集めた情報に基づく物語を紡ぐなど、岐阜にも精通した方です。
さてさて、いざ講座の本題へ。
その濃密な内容を拙いブログで表現することはムリ!と匙を投げそうになりましたが、一部をご紹介します。
まずは、編集力について。
編集力とは、「図」=“情報そのもの”と「地」=“情報に係る背景”の関係をコントロールする能力のこと。全ての情報は図と地がセットであり、それぞれのバランスによって伝わり方が変わってくるとのこと。
メディコス編集講座では、みんなでこの能力を高めていきます!
ほかにも、受講生の自己紹介では、編集の型(ルール)を使ってみることに。
「おかしな私」という型にはめ、自分をお菓子に例えたらというお題を必ず入れるというのがルールです。「柿の種 わさび味」や「塩大福」、「レモンケーキ」など皆さんフレーバーにもこだわりが溢れていました。ユニークなお菓子は発言者のキャラクターが出ますね。
これは今まで使ったことのない表現を用いて自己を編集するトレーニングの一つとのことでした。
初回ということでどうしてもオリエンテーション部分に多く時間を取られてしまいましたが、それでも「編集力とは」、「編集の型とは」など改めて考えさせられる内容に、会場内の全員が脳みそフル回転の状態。
でも、講座終了後には「頭使ったけど面白かった!」という声も聞こえるなど、受講生は沢山の刺激を得たようです。
これから受講生たちは全6回の会場での講座に加え、各回の合間には講師からメールで届くお題に取り組むなど、編集力をビシバシ鍛えられていきます。
全カリキュラムを修了した時に、改めて皆さんの声を聞くのが今から楽しみですね。
次回は、9月12日(日)です。
メディコス編集講座の詳細は下記リンクからご覧ください。
岐阜を編み、岐阜を集める「メディコス編集講座」