第26夜「岐阜の『岐』は、土岐氏の『岐』!? ~鷲山が土岐市の城下町だった頃~」 |イベント|シビックプライドプレイス

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第26夜「岐阜の『岐』は、土岐氏の『岐』!? ~鷲山が土岐市の城下町だった頃~」

2019年1月22日(火)

おとなの夜学は、
「岐阜にいるのに知らなかった岐阜を知る」をコンセプトにした、おとなのための学びの時間。
毎回、岐阜の地域文化に精通した“その道の第一人者”によるお話が繰り広げられます。

今回のテーマは、「土岐氏の時代」

ゲスト

内堀 信雄(岐阜市教育委員会社会教育課長)
三宅 唯美(恵那市議会議会事務局長)

開催概要EVENT INFORMATION

第26夜「岐阜の『岐』は、土岐氏の『岐』!? ~鷲山が土岐市の城下町だった頃~」

開催日時
2019年1月22日(火)
場所
みんなの森 ぎふメディアコスモス
主催
岐阜市立図書館

掲載日:2021.02.17

レポートEVENT REPORT

20190122おとなの夜学の様子

2019年第1回目のおとなの夜学を開催しました。
テーマは岐阜の『岐』は、土岐氏の『岐』!? 〜鷺山が土岐氏の城下町だった頃〜。
考古学がご専門で岐阜市役所で信長公居館発掘などを担われた岐阜市教育委員会の内堀信雄さんと、
歴史学、主に遠山氏や土岐氏一族など室町期の武士団を研究テーマにしておられる恵那市議会の三宅唯美さんをゲストにお迎えしました。

信長公以前の時代については、あまり詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
2020年大河ドラマの主人公、明智光秀公も土岐氏の一員でした。
当時の県知事のような役割である美濃の国の守護大名であった土岐氏の時代を、
今回は室町時代美濃の国の政治の中心地、『守護所』から考えます。

一般的に、土岐氏は斎藤道三に追放された立場の弱い人だと解釈されることが多いですが、
土岐氏の時代の福光という守護所(現岐阜市福光)は、まさに土岐氏の強さを象徴しています。
戦国時代では最古の銅細工工房が存在していたこともわかっていて、
金粒かわらけが100点以上発見されたそうです。
この福光以外にもたびたび巨大な守護所を作ってきたこと、
そしてそこで発見された遺跡や遺物からも、土岐氏は非常に強大かつ、先進的であったのだと内堀さんはおっしゃいます。

明智光秀という人物はまだまだ謎に包まれています。
多くの人間関係が複雑に絡み合い、混とんとしていた時代を垣間見た一夜でした。

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