第24夜「水道山と象鼻山から妄想する"はじめの王" ~卑弥呼のライバル狗奴国を濃尾平野に探す~」 |イベント|シビックプライドプレイス

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第24夜「水道山と象鼻山から妄想する”はじめの王” ~卑弥呼のライバル狗奴国を濃尾平野に探す~」

2018年11月1日(木)

おとなの夜学は、
「岐阜にいるのに知らなかった岐阜を知る」をコンセプトにした、おとなのための学びの時間。
毎回、岐阜の地域文化に精通した“その道の第一人者”によるお話が繰り広げられます。

今回のテーマは「歴史に想いを馳せて」

ゲスト

竹内 蘭(古代妄想家 瓢箪作家・瓢道位教士四段)
横田 宏(岐阜市教育委員会社会教育課)

開催概要EVENT INFORMATION

第24夜「水道山と象鼻山から妄想する”はじめの王” ~卑弥呼のライバル狗奴国を濃尾平野に探す~」

開催日時
2018年11月1日(木)
場所
みんなの森 ぎふメディアコスモス
主催
岐阜市立図書館

掲載日:2021.02.15

レポートEVENT REPORT

20181101おとなの夜学の様子水道山は瑞龍寺山の通称で、金華山の南に連なる山。
山頂には弥生時代中期の古墳群をはじめさまざまな遺跡がありました。
特に中国後漢時代につくられた「長宜子孫銘内行花文鏡」が水道山にある遺跡から、
故意に破砕された状況で見つかった時には大きな話題となりました。
これは、卑弥呼に先んじた強大な王の存在が濃尾平野にあったことを示唆しているのではないかともいわれています。

また、養老町の象鼻山は、山頂から中腹部にかけて、
また、周囲の山麓部にまばらに分布するものも合わせれば合計70基あるといわれている墳墓群の総称。
この象鼻山古墳群からも数々の古い出土品が発見されており、
相当な権力を持つ者の存在がうかがえます。

今回は、弥生時代のこの地にどんな暮らし、人々の営みがあったのか、
クニの繁栄について検証し、探り、思いをはせる回となりました。
想像と史実が入り混じって白熱した議論が交わされたアツい夜。
我々の地域がどういう風に成立してきたのか、ということに思いをはせることが、
今ここに生きる大人ひとりひとりの、その地域に対する責任なのだ、という竹内さんの言葉が強く心に響きました。

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