第15夜「邂逅!イサム・ノグチと岐阜提灯 ~明日を照らすモダンデザインの系譜~」 |イベント|シビックプライドプレイス

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第15夜「邂逅!イサム・ノグチと岐阜提灯 ~明日を照らすモダンデザインの系譜~」

2017年10月26日(木)

おとなの夜学は、
「岐阜にいるのに知らなかった岐阜を知る」をコンセプトにした、おとなのための学びの時間。
毎回、岐阜の地域文化に精通した“その道の第一人者”によるお話が繰り広げられます。

今回のテーマは「イサム・ノグチと岐阜提灯」

ゲスト

古川 秀昭(画家/OKBギャラリー館長)
鷲見 栄児(デザイナー/Design Water代表)

開催概要EVENT INFORMATION

第15夜「邂逅!イサム・ノグチと岐阜提灯 ~明日を照らすモダンデザインの系譜~」

開催日時
2017年10月26日(木)
場所
みんなの森 ぎふメディアコスモス
主催
岐阜市立図書館

掲載日:2021.02.15

レポートEVENT REPORT

20171026おとなの夜学の様子元県立美術館長で画家でもある古川秀昭さんと、
DesignWater代表のデザイナーで、岐阜を拠点に幅広い活動をされている鷲見栄児さんのお二人をゲストにお迎えしました。

およそ70年前岐阜を訪れた世界的彫刻家のイサム・ノグチ。
企画から制作までを手掛ける彼が、岐阜の川原町に来てオゼキ提灯を初めとした、
岐阜の工場と共にAKARIシリーズを作り上げるまでの期間は、わずか5日だそうです。
その短期間で集中的に創作された作品が海外にも愛好者がいるほど、今日に至るまで長いヒット商品となっているのです。

古川さんと鷲見さんが共通して語られたのは照明としてではない提灯の『造形』について。
あかりを灯していないイサム・ノグチの提灯の美しさを鷲見さんはポスターに表現されました。
古川さんは芥川龍之介「手巾(ハンケチ)」の中で幾度となく登場する岐阜提灯が、
照明としての役割は描写されず、日本の文化の象徴として描かれていることを指摘します。
彫刻家のイサム・ノグチもまた提灯を単に照明としてではなく立体として捉えていました。
対談ではAKARIシリーズに限らず、
ものづくりには時に機能以上に純粋な美しさが求められることがあるのではないかと語られました。
この指摘は、今後の岐阜のものづくりの大きなヒントにもなるのかもしれません。

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