2025.01.21
シビックプライドライブラリー企画展示「岐阜和傘展」
江戸時代より和傘作りの技術が連綿と受け継がれ、今もなお作り続けられている岐阜和傘。
長良川流域で和傘作りに必要な良質の和紙や竹、木や油などの材料が豊富に手に入ったことにより、岐阜は一大産地として栄えました。
昭和13年には一日に2万本が作られ、昭和25年頃には月に100万本もの和傘が作られ、国内のみならず海外にも輸出されていました。
その後、洋傘の普及により衰退の一途をたどり、職人の高齢化、材料の不足など、危機的状況が続いています。
しかしながら、日本一の産地の使命として和傘文化継承のため、2020年に一般社団法人岐阜和傘協会を設立、2022年に経済産業省より『岐阜和傘』が伝統的工芸品に指定され、若手職人の活躍も目覚ましく、さらなる後継者育成に取り組んでいます。
今回の展示では、現代の岐阜和傘とともに、昭和初期~後期にかけて作られた貴重な岐阜和傘もご覧いただけます。
切磋琢磨し合い磨かれた卓越した技術によって作られたユーモアあふれる和傘をお楽しみください。
協 力:NPO法人 ORGAN、小林旅人
写 真:Irwin Wong
【展示品】岐阜和傘(63本)、写真パネル(11点)、映像(2点)
【開催概要】
場 所:岐阜市立中央図書館 シビックプライドライブラリー
期 間:2024年12月17日(火)〜2025年1月19日(日) 午前9時~午後8時
※2024年12/24、12/31~2025年1/3は図書館休館日のためお休みします
※2025年1/13は午後5時以降閉室します