たまり、交わり、発信するブックカフェ「FIELD」
今回ご紹介するのは、知る人ぞ知る、個性的なブックカフェ「FIELD(フィールド)」。
場所は美殿町。魅力的な店舗や料理店が点在し、今、注目を浴びているエリアです。
夢は書店を開くこと
店主の太田耕司さんは中学、高校、大学、そして社会人になってからも首都圏に在住。本が大好きで毎日のように書店に入り浸っていました。いつかは書店を開きたい、その夢をかなえるため実家に戻ります。しかし書店は経営が難しいと聞いていたので、まずは貸本屋を兼ねた喫茶店「FIELD」を始めました。昭和59年12月のことです。現在は貸本をやめ、店内で蔵書を自由に読むスタイルのブックカフェとなっています。
お店の書棚には、書籍や雑誌のバックナンバー、漫画、旅本、文学全集、百科事典、CDなどが所狭しと並んでいます。どんな本があるのだろうと、眺めているだけでわくわくします。高く積まれている月刊誌をごそごそするのは、宝探しをしているようです。
優しい味のランチも魅力
お昼どきはランチでにぎわいます。食材にこだわったハンバーグや味噌カツ、煮魚など、すべて手作りで、どれもおいしそう。セットで小鉢、サラダ、味噌汁、ご飯、漬物が付いてきますのでボリュームも満点。お持ち帰り弁当も人気です。
料理は太田さんのお母さんの味。最近まで調理場に立ち続けてきたとのことですが、今は太田さんの奥さんが跡を継いでいます。
たまり場として、交流・情報発信の場として
店内の大きなテーブルには、最新の映画や本、地域のコンサート・イベントなどのチラシ・フライヤーが置いてあります。太田さんから直接、お薦めの情報が聞けることもあります。美殿町の歴史を知る生き字引であり、映画、文学、音楽いずれも詳しい太田さんとの何気ない会話は、知的好奇心をかきたてられ刺激的です。
6人入れる個室もあって、短歌俳句の月例会や、さまざまな集まり、勉強会などで使われています。空いていれば誰でも利用可能です。
市民のたまり場として、また交流・情報発信の場として、長年存在し続けているのも「FIELD」の大きな魅力であり、まちの宝です。
42年目を迎え、新たなお客さんも増えてきています。店の前には目立つ看板も、黄色い回転灯(東海地方の人なら、意味分かりますよね)もありません。初めての人は入りづらいかも。でも歴史を感じさせる引き戸を開けて、一歩踏み入れてみてください。クラシック音楽に癒されながらのカフェタイム、優しさにあふれた食事のランチタイムは、きっとあなたの安らぎのひとときとなるはずです。
FIELD(フィールド)
住所 岐阜市美殿町27
電話 058-262-7083
Instagram:https://www.instagram.com/field.cafe.gifu/
<書き手>メディコス編集講座 第3期生 いなっち
メディコス編集講座とは、岐阜市の魅力的な情報を集め・発信する担い手育成を目的として岐阜市が開催している講座であり、令和7年度の第5期までに103名が終了し、市民ライターとして活動しています。



