大人のための企画「ことばの森発表会」ショートショート作品を募集!

岐阜市立図書館では、中高生から短い小説(ショートショート)を募集し、プロの作家の前で作者本人に発表してもらう「ぼくのわたしのショートショート発表会」が毎年開催されています。
たくさんの中高生が参加しているのを知って、大人も同じように短い物語をつくったり、自分の思いを綴る場所があるといいなあ、と思ったことはありませんか。
「その思いを実現させよう!」と、大人のためのショートショート作品集をつくる「ことばの森発表会」が企画されました。小説、エッセイ、ポエム、俳句、短歌など、2000文字までのオリジナル活字作品を募集し、1冊の冊子にまとめます。
企画したのはメディコス編集講座の修了生です。メディコス編集講座は岐阜市主催の、岐阜の魅力的な情報収集や発信について学ぶ講座です。講座修了後、修了生は「ぎふ古今(ここん)編集部」としてこれまでに、ZINEの制作、ポッドキャスト番組「ぎふ古今ラジオ」の配信、手作りのレポートボード「ぎふここんレポ」の制作など、さまざまな形で活動をしています。
「ことばの森発表会」の企画は、月1回の編集部会で「メディコス10周年を記念してなにかやってみたいことはある?」というおしゃべりの中から生まれました。
0からのスタートでしたが「子ども達が羨ましい!大人もやりたい!」という気持ちを原動力に、企画の方向性、発表会タイトル、応募方法などをひとつずつ考え、話し合い、募集要項としてまとめて作品の募集を始めました。
発表会のタイトル「ことばの森」には、大人のみなさんに、普段はなかなか語ることがない想いを「言葉」で表現して欲しいという気持ちが込められています。言葉がたくさん集まり、森のような1冊になることを期待しています。
企画の発案者おのでらさんは、
「ぎふメディアコスモスを訪れると、静かに本を読んでいる人、勉強に励んでいる学生さんや、反対に勉強を忘れて楽しくおしゃべりしている学生さんの姿を見かけます。いろんな人が同じ空間を共有している様子を見て、メディコスはみんなに愛されているんだなあ、と感じています。
訪れるたびに、メディコスはなにかが生まれるきっかけ、例えば、人とのご縁や新しい創作物が生まれるきっかけができる場所なのでは?と思うようになり、メディコスが私たちの創作の原点であるような気がしていました。」
と話します。
そこで、募集作品のテーマは
・岐阜にまつわること
・図書館にまつわること
・居場所にまつわること
の3つになりました。
どれか1つのテーマに絞っても良いし、全てのテーマが入っている作品も可能です。
「ぎふ古今編集部」が発信しているポッドキャスト番組「ぎふ古今ラジオ」にも出演し、企画の詳細、企画への思いなど、リアルな声を届けているので、ぜひこちらもお聞きください。
ぎふ古今ラジオ
#16 ことばの森発表会 作品募集中!
「ことばの森発表会」の企画を知った方から「待ってました!」「元文芸部の血が騒ぐ」「あの頃の原稿をリライトして転生させたい」という声が聞こえてきて、同じ思いをもっている方がたくさんいることに気づかされます。さっそく、作品を届けてくれる方もいます。
文章作成をAIにお任せできる時代ですが、よく作文を書いていた子どもの頃を思い出しながら、自分にしか書けない文章を書いてみるのも楽しいかもしれません。いつものブログをまとめたり、ノートに書き溜めている言葉をまとめてみるのも良いかもしれません。この企画をきっかけに、ひとつの作品を創りあげて、冊子として形に残してみませんか。
編集部員も「みなさんの作品を通して、ぎふメディアコスモスの”これまで”と”これから”を見つめて欲しい。みなさんの思いを込めた1冊を一緒につくりましょう」と、たくさんの方からの作品を待っています。
作品はぎふ古今編集部が編集して冊子にまとめた後、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」にて、作品を深掘りする発表会の開催も予定しています。
応募の詳細はチラシをご覧ください。
お知らせや進行状況などは、SNSで発信されます。
・instagram(https://www.instagram.com/gifu_cocon_project/)
・X(https://x.com/gifu_cocon_p)
・note(https://note.com/gifu_cocon_p)
大人、具体的には、2006年4月1日以前に生まれた方なら岐阜市内外、県外海外問わず応募できます。
自分の創作や想いを言葉の作品にしてみましょう!
<書き手>メディコス編集講座 第2期生 伊藤曉揮子
メディコス編集講座とは、岐阜市の魅力的な情報を集め・発信する担い手育成を目的として岐阜市が開催している講座であり、令和6年度の第4期までに83名が修了し、市民ライターとして活動しています。