2021.03.26
シビックプライド連続講座
まとめに代えて
メディアコスモスでは、令和2年10月から令和3年2月にかけて、
シビックプライド連続講座
「みんなで考える、わたしたちとメディコスのコレカラ」
と題して全5回の連続講座を行いました。
この連続講座を通して、様々な年代の参加者の方々との出会いがありました。メディアコスモスをすでに十分知り尽くされた方、 使いこなしている方であったり、岐阜市に新しく移住された方だったり、毎回他県から通われた方も。Zoomで遠くから参加された方も含めて、講座の感想やメディアコスモスのこれからの役割についてのご意見もたくさんいただきました。みなさんがこの施設に愛着を感じていただけていることがあらためてわかり、開館からの道のりを振り返りつつ、これからを構想するまたとない機会になったと思います。
シビックプライドは様々な説明の仕方がありますが、「岐阜と長良川に愛と誇りをもって暮らすひとを増やしたい」と初回の講座で端的に発言された蒲勇介さん(岐阜市在住)のメッセージに尽きるのではないでしょうか。「それぞれに市民が影響を与え合うことで、学びあったり、喜んだりして、尊厳のようなものが高まっていく」のがシビックプライドだと語られた山崎亮さんの説明にも納得させられるものがありました。「取材、情報を知ることからしか始まらない。そのための施設になることがメディコスの意義」と発言された藤本智士さんの言葉は、当館の具体的な役割を想起させてくれるものだったと思います。
シビックプライドのセンターとしてメディアコスモスのこれからの役割と方向性を考える上で、これまでの講座でのご発言などを踏まえて、私たちは以下のポイントに留意しながら具体的な取り組みを考えて行きたいと考えます。
● シビックプライドの源泉であるひと・モノ・場所に関わる情報を拾い集め、発信する場であること
● その情報は、リアルタイムな現在の情報だけでなく、歴史の深みを含めて未来へつなぐものであること
● そして、市民とともにまちに出て、情報を集め、編集し、みんなで共有していくものであること
参加されたみなさま、ありがとうございました。
みんなの森 ぎふメディアコスモス 総合プロデューサー 吉成 信夫