原稿1本目完成!まち歩きライターの教室 メディコス編集講座第5期第3回 |ブログ|岐阜市シビックプライドプレイス

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原稿1本目完成!
まち歩きライターの教室 メディコス編集講座第5期第3回

原稿1本目完成!<br>まち歩きライターの教室 メディコス編集講座第5期第3回

2025年度の「まち歩きライターの教室(メディコス編集講座第5期)」。第3回を11月24日に開催しました。講師は引き続きスズキコウタさんと水野淳美さんです。

前回は3つのグループに分かれてメディアコスモス周辺のまちを観察し、観察した中で面白いと思ったものをテーマに記事を書き始めたところでした。
a班は昔からある飲食店、b班は特徴的な屋根瓦、c班はハラルフードの店をテーマに決定。第3回までに原稿を用意するのが宿題になっていました。

第2回受講後、受講生たちはグループごとにZOOM会議を開いたり、チャットアプリのSlackを利用して頻繁にやり取りするなど、積極的に作文に取り組んでいる様子が見えました。

さらに第3回の当日、講座のはじめに、改めて原稿を完成させる時間を取りました。オンライン上でやり取りを続けていたとはいえ、いざ顔を合わせると話したいことがたくさんあったようです。

「楽しくまち歩きをした雰囲気を伝えたい。食べ物がおいしかった話を入れると雰囲気が出ると思う。」
「食べ物のお店まで入れると主題がそれそう」
「そういうお店があったよ、くらいの一文ならいけるかも?」

という議論があったり、グループメンバーそれぞれがブログを書きあげて持ち寄ったグループでは、

「誰の文をメインにする?」
「前回お休みで実際には行っていない人に、どの文章が一番まちに行きたくなったか聞こうよ」
「結局好みだから直感で選ぼう」

といった活発なやりとりがされていました。

予定していた60分では足りず休憩時間も話し合いを続けていましたが、なんとか区切りをつけ、今回の主題である、校正のレクチャーに入りました。

コウタさんいわく、
「校正は、間違いを見つけてやろうという赤ペン先生の気持ちでやるものではなく、どうすればよりよい文章になるかと伴走者になり、考えるものです」
とのこと。

校正といえばパッと思い浮かぶのは誤字脱字の指摘ですが、それだけでなく、より分かりやすい言い回しや、構成の配置換えを提案することも校正です。そういったポイントの具体的な解説を受講生たちはメモを取りながら真剣に聞いていました。

解説を受けた後は、実践です。3グループの原稿を順に全員で校正していきます。
まずは対象の原稿をじっくりと時間をかけて読み、それから全体の文章の流れをみて文章をよりよくする提案を書き込んでいきました。

「自分たちの班には遠慮なく書けるけど、他の班に書くのは気おくれしちゃう」
「人の文章を読むのが楽しい! 作文よりも好きかも」

他人の文章に手を加える難しさを感じる人がいれば、楽しいと感じる人もいて、受講生それぞれの得手不得手が垣間見える場面でもありました。
書き込まれた提案も、人それぞれの視点が集まりました。

文章の修正提案を書き終わったころ、コウタさんから「僕たちは普段、校正する際には感想まで入れています。それは原稿の良かった部分も伝え、“ただチェックした”だけの関係性を超えられるからです」と助言があり、受講生たちも感想を書き込むことに。提案を書き込むのには抵抗があった受講生も、感想ならと積極的に書き込み、今回は口頭でも発表してもらいました。

「書き手が面白がっているのが文章から伝わる。他のグループより文字数があるのにそれを感じず最後までスルスル読めた」
「お店に行ってみたくなった。店主が良い人そう」
「文章が男性的な印象。文章が整っていた。」

感想を受けて、文章で伝えたかったことが伝わっていたと喜んだり、思わぬ意見にそういう受けとられ方をするのか!と驚いたり。
提案のコメントだけでなく感想までもらうことで、自分たちの文章の良さに気づくきっかけになりました。

 

こうして各グループが書きあげた記事は受講生たち全員の校正を受け、後日修正を加えて完成しました。
出来上がった記事はこのサイトで公開を予定していますのでお楽しみに。

次回第4回は最終回。開催は11月30日(日)です。
テーマは「取材の実践」。
実際に店舗をグループで訪れて、取材に挑戦します。

 

メディコス編集講座第5期の概要は以下リンクからご覧ください。
https://medicos-cp.jp/event/lectures/p9304/