鵜飼屋地区に暮らしナガラ集めた郷土愛の結晶 |珍ちんな人|シビックプライドプレイス

interview

No.5

鵜飼屋地区に暮らしナガラ集めた
郷土愛の結晶

交田 紳二さん

陶芸家
昔の絵葉書コレクター
鵜飼屋開発興業合同会社 代表社員(商業複合施設「&n」運営)

1975年 岐阜市生まれ

18歳からの約8年間を多治見市で過ごした以外は、岐阜市長良の鵜飼屋地区に居を構え、陶芸家として活動するとともに、「&n(アンドン)」の運営に立ち上げから関わり、同施設内で「古美術アンドン」を経営。
また、戦前の絵葉書やパンフレット、ポスターなどのコレクションを3000点以上所有し、まち歩きイベントや、岐阜市立図書館の企画展示(「納涼の都 岐阜」2020年)など多様な場面で活用されている。

    1. 現在のあなたの活動について教えてください

鵜飼屋エリアにある「&n」の運営メンバーの一人として、テナントの一つ、骨董屋「古美術アンドン」を営んでいます。&nは、鵜飼屋地区を愛する有志たちが集まって木材倉庫をリノベーションし、イタリアンレストランやBAR、花屋、家具屋などが入居する多彩な商業施設として2019年にオープンしました。運営する合同会社の代表もしてますので、ほぼ毎日&nにいることが仕事なんですけど、生活そのものが仕事でもあり、&nが自分の一部のような気がしています。昨年は長良川鵜飼屋花火大会を、寄附や協賛金そしてボランティアの方たちの協力を得て行うことができました。&nだけじゃなく地域の人たちを巻き込んで、みんなで一緒に花火の打ち上げに向けて進むんです。コロナ禍の中で皆さんを元気づける花火大会になりまして、今年もやる予定です。

また、戦前の絵葉書などを集めてきたんですが、長良川おんぱくなどで絵葉書を使ったまち歩きを行い、自分の収集したものを皆さんに知ってもらったり、昔の絵や写真を通してそのエリアの歴史や特徴を知ってもらう活動をしてきました。

収集を始めた理由は、自分の家がどんな姿をしていたのか知りたかったからなんです。鵜飼屋でも川沿いの、鵜匠の山下哲司さんのお宅の隣に建ってました。100年前ですけど、その姿を知りたくて。すると、長良川周辺の観光向け絵葉書は、当時大量に刷られていた様で、意外とすんなり手に入ったんですね。それ以降、岐阜市近郊の戦前の絵葉書と資料をとにかく集めました。それが15年前。そこから、鵜飼屋のこれまでと現在をなんとなく知ったつもりでいます。昔の絵葉書は、当時のまちを写真でそのまま見られるのが、文献では表せない良いところで、見つけることに知識欲を掻き立てられるし、一般にはあまり出回っていない情報、地元の人しか知らない情報を知るのが楽しいんです。インタビューに答える交田さん

  1. これからの野望(目標)について教えてください

昨年、岐阜市立図書館で開催された「納涼の都 岐阜」という展示で、絵葉書などを提供させてもらったんですけど、あんな風に綺麗に展示されると全然自分の持ち物じゃないような気がして。そのあと電子データにも変換してもらいました。

なんというか、それ以前は絵葉書と同じ場所でまち歩きしながらも、プログラムに参加された方には伝えられたけど、まち歩き以外でもこの収集した物をなんとか活かせないかと思い、もっと良い活用方法をずっと考えています。でも、なかなかできなくて。たくさん収集したものを使ってもっと表現したいっていうのが自分の課題です。

収集した絵葉書を見せる交田さん

  1. あなたの考えるシビックプライドとは?

収集した物が「自分にとって何だろう」って考えたことが、シビックプライドに繋がると思うんですけど、地元愛、郷土愛が結晶化されたものだなって思ったんです。それが3年ぐらい前かな。そう自分の中でうまく咀嚼できたんです。

私は鵜飼屋地区が持つ歴史を踏まえ、また、金華山、長良川鵜飼といった風光明媚な景観に恵まれた立地を生かしながら、観光の拠点であり、地元住民の拠り所でもある&nを通じて、「岐阜のいい所を認識するきっかけ作り」をしたいと思ってます。

それを未来に向け、子ども達に向けて行うことで、“岐阜ってこういうところだ”と認識してもらうことが出来るんじゃないかなって。出来る自信もあるし。そういうところが、これまで集めてきたコレクションも含めて自分が誇れるところかもしれないですね。

 

  1. コメント

私の活動は、地元に目を向ければ誰でも出来る事です。絵葉書の収集も、たまたま生まれた岐阜に関するものを収集しているだけで、そんな難しいことじゃない。近代の歴史を知るってすごく楽しいですし、手軽な手段から始めて、そこから自分も歴史にちょっと足を踏み入れるとかね。
みんなにオススメしたいです。

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