トークセッションこの場所で生きる。 |イベント|シビックプライドプレイス

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トークセッション
この場所で生きる。

2022年11月3日(木・祝)
14:00-16:00

ダムに沈んだ徳山村や東日本大震災の被災地で濃密な現地取材を行ってきた写真家をゲストに迎え、「居場所」「場所の記憶」「ひとともののつながり」といったキーワードから、暮らしを創ることを見つめなおすトークイベントを開催します。

【出演】
大西 暢夫さん

写真家、映画監督。1968年東京生まれ。岐阜県揖斐郡池田町を拠点に活動。ダム建設で水没した岐阜県徳山村にぎりぎりまで暮らし続けた村民を記録したドキュメンタリー映画「水になった村」で第16回EARTHVISION地球環境映像祭最優秀賞を受賞。震災被災地や精神病院の閉鎖病棟、アウトサイダーアートなど、独自のテーマで取材活動をしている。著書に「おばあちゃんは木になった」「ホハレ峠」「津波の夜に 3.11の記憶」など。

吉成 信夫
1956年東京生まれ。コンサルタント会社役員などを経て1996年岩手県東山町に移住。1997年~2000年「石と賢治のミュージアム」研究専門員。2001年、廃校を利用したエコスクール「森と風のがっこう」を開校、2001年から県立児童館「いわて子どもの森」初代館長。2015年から岐阜市の複合文化施設の中核となる岐阜市立図書館の館長を務め、現在は、みんなの森ぎふメディアコスモス総合プロデューサー。

定員に達しましたので参加者の募集を終了しました。多数のお申込みをいただき、ありがとうございました。

参加申し込みは下のリンクから
申込みフォーム (10月8日から受付開始)

開催概要EVENT INFORMATION

トークセッション
この場所で生きる。

この場所で生きる
開催日時
2022年11月3日(木・祝)
14:00-16:00
場所
みんなの森 ぎふメディアコスモス
ドキドキテラス
参加費
無料
定員
50人
申込方法
申込フォームまたはぎふメディアコスモス1階総合案内にて申込みしてください。10月8日から受付開始
主催
岐阜市
みんなの森 ぎふメディアコスモス自主事業実行委員会

掲載日:2022.09.28

レポートEVENT REPORT

第1部では、写真家・映画監督の大西暢夫さんから、ダム建設で水没した岐阜県徳山村にギリギリまで暮らした人々との濃密な記憶を語っていただきました。

当時は東京からバイクで徳山村に足しげく通った大西さん。現地で食料の調達から調理方法までを教わるなど、共に生活することで親戚のような関係が醸成されていきました。徳山村のあるおばあちゃんは親しみを込めて大西さんのことを「友達」と表現してくれたとのこと。そんな心の奥に寄り添う取材から掬い上げられた人々の声や行動の記録。それらが写真と共に詳細に語られ、大西さんが感じ取った「徳山村に生き続けた方々の想い」の一端を知ることができました。講演する大西暢夫の様子
第2部の吉成信夫ぎふメディアコスモス総合プロデューサーとの対談では、衣食住がテーマのひとつになりました。都市部を離れた生活経験を持つふたり。食べることの重要性や、生活に欠かせない薪の蓄えといったお金とは別の豊かさなど、それぞれの考えを伝え合う中、大西さんは「3つがバランスよく組み合わさった状態が徳山村にはあり、ある意味理想的だった」と話してくれました。

その他にも、大西さんは精神病院での豊富な取材経験を経て、アール・ブリュットにも深く関わっています。創作された作品が生活習慣や家族をルーツとするなど、生活の中から生まれるアートの価値についても意見が交わされました。トークイベント「この場所で生きる。」開催中の会場の様子

多様な環境や境遇で生きる人々の想いに多く触れることのできた今回のトークイベント。人とのつながり、そして物や自然との関係など、参加者それぞれが改めて生き方を見つめ直す機会となったのではないでしょうか。

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