第51夜(出張講座)おとなの夜学“通過儀礼”としての柳ケ瀬 |イベント|シビックプライドプレイス

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第51夜(出張講座)おとなの夜学“通過儀礼”としての柳ケ瀬

2024年9月14日(土)13:00~14:30

FIELDで語るこの街の文化的地層

柳ケ瀬。この言葉に私たちはたくさんの物語を思い浮かべます。私たち岐阜市民の内には、柳ケ瀬の歴史が無数の人間達の物語として積層しています。そんな広義の柳ケ瀬の文化的地層を可視化したような店が「RENTAL LIBRARY FIELD」。ぎふメディアコスモスの大先輩にあたる私設貸本喫茶として1984年に創業し、今は喫茶店として町の文化的ハブになっています。

今回のおとなの夜学はこの店で、私たちがこのまちでおとなになるための「通過儀礼としての柳ケ瀬」について語り合います。今回の夜学は、出演者の語りではなく、会場参加型で進んで行きます。一人一人の柳ケ瀬、一人一人の物語。その集積がこのロマンあふれる街であることを確かめたいと思います。

 

ゲスト:田代 達生さん(カンダまちおこし株式会社(十六フィナンシャルグループまちづくり会社)代表取締役社長)
   FIELD(フィールド)

おとなの夜学Webサイト

開催概要EVENT INFORMATION

第51夜(出張講座)おとなの夜学“通過儀礼”としての柳ケ瀬

おとなの夜学第51夜チラシ裏面
開催日時
2024年9月14日(土)13:00~14:30
場所
FIELD(岐阜市美殿町27)
参加費
無料(会場ではドリンクをご注文いただけます)
定員
20名(先着順)
申込方法
2024年8月16日(金)より受付開始。
おとなの夜学特設サイト:https://otonanoyagaku.net/または、中央図書館の窓口・電話にて受付
主催
岐阜市立図書館
その他
<参加資格> 中学生以上。お子様連れはご遠慮ください。
<会場について>
出張講座のため会場は岐阜市立図書館ではありません。FIELDへ直接お集りください。
※車の場合は近隣のコインパーキングをご利用ください

掲載日:2024.08.15

レポートEVENT REPORT

柳ケ瀬に育てられた ボクらの物語を語り合う

知らなかった岐阜を知る「みんなの図書館 おとなの夜学」を令和6年9月14日に開催しました。今年度最初の夜学は、図書館を飛び出して岐阜市美殿町にある喫茶店FIELDで開催しました。

 美殿町は柳ケ瀬の東側に位置し、レンガの石畳とガス灯が今も健在の商店街。メイン通りから少し入ったところにある喫茶店FIELDは1984年に私設貸本喫茶としてこの地で創業。緑多い古民家に一歩入れば時の流れが緩やかな寛ぎの空間と、時代と共に人と街を見てきた多くの本が本棚に並びます。
 柳ケ瀬は美川憲一さんの「柳ケ瀬ブルース」など、昭和最盛期の岐阜の象徴として大きな主語で語られることが多いですが、今回は参加した多様な年代の方たちが語る「柳ケ瀬とわたし」という目線から柳ケ瀬の多面的な魅力(魔力?)を共有しました。会場には黄金時代を知る大先輩から20代までの幅広い方が集まりました。

 最盛期の1970年代は複数の映画館でオールナイト上映を見たり、自由書房と大衆書房の存在が「柳ケ瀬=都会」を印象づけていました。夜はスナックやキャバレーが多く『学校の通学路に柳ケ瀬があったので、普段とは違う大人の文化や世界を見られた』『職場以外のいろんなつながりを持てる場所』と多様な経済やサイクルに触れ経験できる一面が見えました。
 また『大人に叱られたのが新鮮だった』と、若者にさり気なく手助けしてくれる、いい意味でおせっかいなコミュニケーションがいまも健在なエピソードも出ました。
おとなの夜学第51夜会場写真

 柳ケ瀬は『90%以上は『自分』が揺らがない人のお店』などキャラが濃く近寄りがたいものの、『昔の柳ケ瀬を知る人と、何の気なしに話せる』と、気さくな面も垣間見えます。あらゆることに柔軟な気質は、 岐阜人らしさの現れではないかな、と思いました。

 後日おとなの夜学ホームページにてイベントの様子を記録した動画がアップ予定です。気になる方はぜひ動画をチェックしてみてくださいね。
おとなの夜Youtubeページ(別のページに移動します)

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