第16夜「まちづくり、下から見るか、横から見るか ~『地理』と『景観』から岐阜市の誕生の謎に迫る~」 |イベント|シビックプライドプレイス

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第16夜「まちづくり、下から見るか、横から見るか ~『地理』と『景観』から岐阜市の誕生の謎に迫る~」

2017年11月20日(月)

おとなの夜学は、
「岐阜にいるのに知らなかった岐阜を知る」をコンセプトにした、おとなのための学びの時間。
毎回、岐阜の地域文化に精通した“その道の第一人者”によるお話が繰り広げられます。

今回のテーマは「地理と景観から見る。岐阜のまちの成り立ち」

ゲスト

富樫 幸一(岐阜大学地域科学部教授)
出村 嘉史(岐阜大学工学部助教授)

開催概要EVENT INFORMATION

第16夜「まちづくり、下から見るか、横から見るか ~『地理』と『景観』から岐阜市の誕生の謎に迫る~」

開催日時
2017年11月20日(月)
場所
みんなの森 ぎふメディアコスモス
主催
岐阜市立図書館

掲載日:2021.02.15

レポートEVENT REPORT

ゲストは富樫幸一さんと出村嘉史さん。
ともに岐阜大学で教鞭をとるフィールドワーカーで、
富樫さんは先日放送された「ブラタモリ」で案内人も務められました。
「地理」と「景観」という、それぞれの専門的な視点から岐阜市誕生の謎に迫ります。

今から128年前、旧岐阜町に上加納村の一部を取り込んで岐阜市が誕生しました。
富樫さんによると、岐阜市は道に対して斜めに排水路が通っていて、
水郷に沿って岐阜と加納という2つの町がありました。
「城下町らしくない発展の仕方をした町」だそうです。

20171120おとなの夜学の様子そして市区改正が行われたのが1889年。
岐阜中央から南へ直線の大きな道を開くことによって動線を確保すること、
そしてその周囲の道路に交易の場を形成することによって商工業の町を建設することが目論まれていました。
その場所に人が集まってくればそこで物が作られるようになり、
そこから物が輸出されるようになります。
そうして交易がおこなわれることによって都市がアクティブになっていくのだそうです。

また、新しい市街地に建設される遊郭を巡って地元の方々による町を挙げての
一世一代の「賭け」がされたのではという物語も紹介されました。
岐阜市誕生の裏には、男たちの自治にかける熱い思いの物語がありました。

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