第34夜「再・岐阜は名古屋の植民地!? 〜尾張と美濃の切っても切れない関係〜」 |イベント|シビックプライドプレイス

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第34夜「再・岐阜は名古屋の植民地!? 〜尾張と美濃の切っても切れない関係〜」

2020年1月27日(月)

おとなの夜学は、
「岐阜にいるのに知らなかった岐阜を知る」をコンセプトにした、おとなのための学びの時間。
毎回、岐阜の地域文化に精通した“その道の第一人者”によるお話が繰り広げられます。

今回のテーマは「再・岐阜は名古屋の植民地!?」

ゲスト

富樫 幸一(岐阜大学地域科学部学部長)
松尾 一(地域史研究家、エッセイスト)

開催概要EVENT INFORMATION

第34夜「再・岐阜は名古屋の植民地!? 〜尾張と美濃の切っても切れない関係〜」

開催日時
2020年1月27日(月)
場所
みんなの森 ぎふメディアコスモス
主催
岐阜市立図書館

掲載日:2021.02.17

レポートEVENT REPORT

今年最初のおとなの夜学は、「岐阜は名古屋の植民地!?」の著者・松尾一さんと、
岐阜の街の達人・岐阜大学地域科学部学部長・富樫幸一さんが語り合いました。

松尾さんは酒場や喫茶店などでの聞き取りを中心にした「内側から見た岐阜」を、
富樫さんは大学の研究で集めたデータからの「外側から見た岐阜」を紹介。

岐阜市は名古屋・大阪などの都市圏に近く、
生活で困ることはない「ぬるま湯」な環境が岐阜人を「井の中の蛙」にし、
「岐阜には何もない」と自己評価を低くしている要因ではないかとの分析には、思わず唸りました。
観光地や産業の振興をブランドとして売り出すのもいいけれど、経済に寄りすぎていいのでしょうか。
地域にブランド志向が薄れフラットに見えてきている中、
高校・大学生らが「地元をもっと知りたい」と自ら学ぶ動きが出てきています。
生まれ育った土地の文化や歴史を土地の人や地元紙などから吸収することが、
自分の存在への自信にもつながるアイデンティティを育み、
岐阜人自らが岐阜の良さを周囲に広める宣伝マンになるのではないでしょうか。
誰かに話したくてウズウズする「愛する岐阜」をたっぷり吸収する時間となりました。

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